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年金機構設立から1年半

社会保険庁が完全に解体され日本年金機構が

設立されたのが平成22年1月1日のことでした。

それから早いもので1年半以上が経ち

国民生活にとってどの様な変化が起きたのでしょうか?

物事にはどの様なものであってもメリットとデメリットがあり

それは社会保険庁解体についてもいえると思います。


まずメリットとしてはサービスの向上があるのではないでしょうか。

今年に入りねんきんネットのシステムが公開され、

登録をすれば過去から今までに年金に加入したことのある方であれば

どなたでも過去の加入状況や保険料の納付状況を確認することができます。

この制度は画期的な制度であるといえ、今後は国民一人一人が

自ら将来設計をしやすくなったと言えるのではないでしょうか。


それではデメリットはあるのでしょうか?

私の個人的な意見になりますが

正直デメリットもあると思っています。

旧社会保険庁の時代は厚生年金も健康保険も資格取得の際

取得に掛かる手続も、そして健康保険証の交付も旧社会保険庁が

行っていたため、直ぐに健康保険証が交付されました。

しかし、解体後、厚生年金と協会けんぽの資格取得に掛かる業務は

日本年金機構が行い、保険証の交付の業務は協会けんぽの場合

全国健康保険協会が行っています。

ということは1つの作業が2度手間になっているということです。

その為、依然と比べ交付に時間が掛かるようになり、

1年ほど前までは4週間ほどの時間を要していました。

現在では約1週間から2週間程度で交付されるようにはなりましたが

小さなお子様がいらっしゃる方などは急な発熱などが起きる場合もあり

心配な方もいらっしゃるかと思います。

その様な場合には「健康保険被保険者資格証明書交付申請書」というものを

年金事務所の窓口に提出すると「健康保険被保険者資格証明書」が交付

されます。

これは健康保険証が交付されるまでの間、その代わりになるものであり

医療機関の窓口において提示することで健康保険証を提示した場合と

同様の医療費で診療を受ける事が出来ます。


今後、デメリットの部分が改善され、そして良い部分は今以上に

伸びるような組織になっていくことを切に願っています。