人事労務の専門家として 「人」 が十分に能力を発揮できるようベストを尽くします。

年金制度の効率化とは....

最近良く社会補償制度の効率化を図る必要があるということが

話題になっています。

しかし現在までにどの様な案が出ているのでしょうか?

様々な案が出ている中、当事務所が特に気になるのが

年金制度における効率化を図ると言う部分です。


年金制度において効率化を図るとは具体的にどの様な方法に

なるのでしょうか?

少し考えてみて頭に浮かぶのは以下の案くらいでしょうか。


1. 年金保険料の額を引上げる。

2. 年金受給開始年齢を引上げる。

3. 消費税などの税金を引き上げ、年金に対する国庫負担の割合を
   引上げる。


どの案にもメリットとデメリットがあると思います。

年金保険料を引上げるということは事業主様そして労働者の方々の

負担が増えることになりますし、

もし年金受給開始年齢が引上げられれば、

当然に若年層の雇用の確保が難しくなるでしょう。

今の日本の年金制度は受給者の方々の給付に必要な

財源の多くを現役世代が負担する「世代間扶養制度」になっています。

そこに問題があるという意見もありますが

もし被保険者自らが負担した年金保険料を将来の年金財源にする方法をとった場合、

数十年後の年金受給を開始する時の円の貨幣価値がもし大きく変わっていたら

年金額が極端に減ってしまう恐れもありますし、

それ以上に数十年前に一度始めてしまったその制度を変えることは

ほぼ不可能といっても過言ではないでしょう。


つまり効率化するというのは簡単ですが

それを実行しようとすると様々な困難が生じるのが現実なのです。

しかし今の段階で何らかの対策を講じなければ

あと数十年後には日本における年金制度そして国民皆保険制度の

財政状態は破綻しかねません。


確かに法律を変えるのは国会で行われることですが

国民一人一人がどの措置を取ることがベストなのかを

考えてみることが今求められていることだと思います。