人事労務の専門家として 「人」 が十分に能力を発揮できるようベストを尽くします。

国民皆保険の重要性

数年前に話題になったアメリカの映画「Sicko」を時折思い出すことがあります。

この映画はアメリカにおける医療保険制度の問題点を描いたドキュメンタリーで

「医療格差」と呼ぶべき状況を上手く描いていたように感じます。

米国には国民皆保険の制度が無いので経済的に豊かな人々は

手厚い治療を受ける事が出来ますが、豊かではない場合はとても

辛い状況に置かれてしまう。

その例として、ある一組の夫婦が出演していました。

その夫婦は長年掛けローンの支払いを終えた家に住んでいましたが

妻が疾患に罹ったことから医療費を払えなくなり持っていた家も

何もかもを失ってしまったということです。


そんな中、アメリカでは郵便公社が破綻しかけているとのこと。

現金が既に底を突き、このままでは従業員の医療保険料である55億ドルが

支払えず全米中の郵便局が閉鎖される可能性があると報じられています。

アメリカには日本の国民健康保険に該当する者は存在しないのです。

もし公社が医療保険料を支払えなくなったとしたら従業員はどうなるのでしょうか?

そしてもし従業員への解雇が始まった場合、失業した人たちは病気に罹ったら

どうするのでしょうか?


それでは日本の健康保険制度の経済的状況はどうなっているのでしょうか?

正直厳しい状況といわざるを得ない状態であると言えます。

その中でも市町村が保険者である国民健康保険はそれぞれの地域の

経済的な状態により保険料格差が進行しています。


他の国の状況から学び社会保障改革が進むことを祈るばかりです。