人事労務の専門家として 「人」 が十分に能力を発揮できるようベストを尽くします。

職場でのメンタルヘルス対策の難しさ

この数年、職場におけるメンタルヘルス対策が重要であると良く聴くと思います。

特に予防が大切であると。

しかし、具体的には職場においてどの様に予防することができるのでしょうか?

幾つか案はあると思います。例えば時間外労働を極力減らすようにするなど....

ただ会社というものは、あくまで「利益を追求する場」であり

「福祉の現場」ではないということを忘れてしまっては本末転倒だと思います。


また、メンタルヘルス対策を実施している企業は増加の傾向にありますが

こころの問題を抱えている労働者が減っているのかというとそうではなく

むしろ増加しており、毎年8,000~9,000人程の労働者が自ら命を絶っている

のが現実です。


それではどの様に予防すればよいのか。

はっきりとした答えは出ていません。

以下は私の意見となりますが、職場におけるうつ病やアルコール依存症を

予防するには相談室や保健室を設置し、お医者様や臨床心理士の先生などを

常駐させること以外に無いのでは?

しかし殆どの企業ではそこまですることはできないと思います。


そうなると大切なことは実際に従業員がメンタル不調を発症した時に

どの様に対応するかという点だと思います。

ただ会社ができる対応というのも限られています。

お医者様から診断書を書いてもらい、本人が望んだ場合には

就業規則に定められている期間、休業してもらい回復を待つこと。

その際には健康保険の傷病手当金の申請の手続を行う必要が

ある場合もあります。

しかもそれと同時に発症した従業員以外の従業員や上司への配慮も必要になる場

合も多いと思います。

また復職支援を行っていくには主治医やカウンセラー等との連携が必要に

なることも。


ただ事業主様や人事担当者の方々は普段の業務もこなさなければならない

のもまた事実です。

その様な場合に私ども社会保険労務士が事業主様や人事担当者の皆様の

力になれるように精進しなければと痛感しています。