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時間単位年休

平成22年4月より年次有給休暇は時間単位でも取得することが

出来るようになりました。

それまでは1日単位又は半日取得が一般的でしたが、現在では例えば事前に

会社側に請求することにより家庭の事情などのため1時間早めに退社する、

若しくは遅れて出社するという様な利用の仕方も可能となりました。


しかしこの制度は一体どの程度浸透しているものなのでしょうか?

厚生労働省が行った就労条件総合調査の結果によりますと、平成23年1月1日の時点で

この制度を導入していると答えた事業所は大中小全ての規模の事業所平均で僅か

7%超となっており、浸透しているとは言い難い状況であることが分かりました。


しかし良く考えてみるとなかなか浸透しない理由も分からなくもありません。

その規模に関係なく会社側は常に従業員の労働時間を把握しておかなければ

なりません。もし把握していない場合には何らかのトラブルが発生しかねません。

その様な人事・労務管理を行っていく上で時間単位で有給休暇を取得されると

労働時間の把握が困難になりますし、取得する側としても何らかの特別な理由が

ない限り1日単位若しくは半日単位で休暇を取りたいと思う場合が多いのでは

ないでしょうか。


この制度は就業規則等で定めていない限りは必ずしも導入しなければならないもの

ではありませんので導入していなくても特に心配はありません。