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どこからがパワハラ?

少し前のことになりますが、1月末に厚生労働省のワーキンググループは職場における

パワハラの定義等を示した報告書を作りました。

それによるパワハラは以下のようになっています。


1 身体的な攻撃

2 精神的な攻撃

3 人間関係からの切り離し

4 過大な要求

5 過小な要求

6 個の侵害


上記の中で1,3,4,5は具体的に想像できますが、2と6については判断が難しいのでは

ないでしょうか。

職務を果していく上では多少の叱咤激励が必要な場合があるでしょうし、

職場の人間関係を作っていく上で個人の私的な部分を世間話程度ですることも

考えられます。

そうなってくると後は叱咤激励などを受けた相手がどの様に受け止めたのかという

部分が重要になると思われます。

過去の様々な判例を見てみますと、業務を行っていく上で必要な程度の叱咤激励は

許されると考えられるケースが多いようです。

しかし、それが多くの同僚等の前で行ったり、「お前なんか必要ないんだ!」という様な

言い方をした場合などは、たとえ言った側が必要と感じて伝えた場合でもパワハラと

認定されるケースが多いようです。


またこの報告書では今までは上司など人間関係上優位な立場の人が行ったものが

パワハラとしてきていたものを、今後は同僚や部下からの同じような行動も認められる

場合があるとしています。


とはいえ、これはあくまでも報告書であり、これからどの様に定められていくのかは

議論を重ねていくとしています。


現代社会は「ストレス社会」と言われるほど様々な変化がとても速いスピードで

進んでいます。

この問題は会社と労働者を守る上で今まで以上に大切なポイントとなってくると

言えるのではないでしょうか。