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完全失業者数

先日総務省が2月の労働力調査の結果を発表しました。

その調査結果の中には多くの数字が出てきますが、

その中でも最も気になるのは完全失業者数なのではないでしょうか。

その調査結果によると2月の完全失業者数は302万人で

昨年の2月と比べ約22万人減少していることが分かります。

また完全失業率も4.6%と減少を続けています。


この数字を見てみると失業中の方が減っているのだから

景気が上向いていると取ることもできます。

しかし、実はこの数字をそのまま景気が回復していると受け取るには

難しい部分があるのです。


ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、

この完全失業者とされる方というのは

失業後、就職活動を継続している方を指します。

つまり、なかなか就職することが難しく、一時的であっても

生活保護などを受け就職活動を停止している方々は

含まれません。

ということは完全失業率が低下したから景気が良くなってきている

とは言い切れないこともあるのです。

実際に別の調査結果では、

生活保護の受給者数がかなり増加しているいう結果が出ています。


しかし今回の調査結果に目を通してみると

就職率が僅かではありますが上昇していますので

私の考えすぎなのかもなぁとも思います。

実際の景気は数字の上だけでなく

生活を営んでいる中でどの様に感じるかと言う点も

大切なのかもしれません。

どんなに統計上良い数字が出たとしても

国民の支出が増えないことには

内需拡大は見込めないわけですから。