人事労務の専門家として 「人」 が十分に能力を発揮できるようベストを尽くします。

国民年金の被保険者数と受給者数の動向

この数年の間に日本の公的年金制度の

信頼を揺るがすような事実が公表されていますが

本日の新聞でも年金保険料の納付率の低下(特に国民年金)について

一面で報じている新聞がありました。


納付率の低下も大きな問題ですが

国民年金の被保険者数と受給者数の動向はどの様になっているのでしょうか?


旧社会保険庁の調査によりますと昭和36年の時点での

被保険者数は約18,241,000人だったそうです。

そこから年々被保険者数は増加し、

昭和61年に基礎年金と厚生年金の二階建てになってからは

当然一気に国民年金の被保険者数は増加し、

そのピークは平成11年の70,616,000人(1号、2号、3号全てを合算)

となり、その翌年からは増減を繰り返しながら

少しずつ減少傾向にあります。

平成19年には70,066,000人と約60万人の減少になっています。


それでは国民年金受給者数の推移はどうでしょうか。

昭和37年の時点では、まだ11,000人であったのが

年々増加し、平成元年では10,700,000人と約30年間の間に

およそ1,000倍まで増え、平成19年の時点では更にその倍以上である

25,925,000人まで増加しています。


今後少子高齢化の影響から、被保険者の数は減り

年金受給者の数は増えるという状況が変わることは

当分無いのが現実でしょう。


それではどの様に状況を改善して行くのか。

消費税の増税や年金保険料率の引き上げなど

様々な案があることかと思いますが、

企業や国民の負担が増えることは避けられないのが

現実だと思います。

問題なのは負担が増えても企業や国民が納得できるだけの

信頼できる年金制度を確立して行くことなのではないでしょうか?